カスタマイズしたGoogleフォームから何を送信できるか、仕様まとめ
当サイトの記事「静的サイトにHTMLとJavaScriptだけでコメント投稿機能を作る」でも紹介したように、Googleフォームには、フォームだけ作ってその回答は自分のサイトからでも行えるという裏技(?)がありました。
今回はその技を使って、自分のサイトからGoogleフォームにどんなことなら送信できるのかを検証してみましたので紹介します。
テキスト
<input type="text">
や<textarea>
入力欄に書いた内容がそのまんま送信されます。
Googleフォーム側で「記述式」のフォームを作っておけばOK
チェックボックス
<input type=checkbox value="送信内容">
選択のオン・オフができるタイプのボタン
送信可能です。チェックされたチェックボックスの「value=""」の値が送信されます。複数のチェックボックスが送信されると「,」で区切られて記録されました。
ちなみに、チェックボックスを作るからといって、Googleフォーム側でも同じようにチェックボクスを作る必要はありません。Googleフォーム側では「記述式」に設定しておくのをオススメします。
Googleフォーム側で「チェックボックス」を作ってしまっても送信はできますが、「value=""」と同じ値の選択肢を用意しておかないと正しく記録されないようなので注意。
ラジオボタン
<input type=radio value="送信内容">
複数の中からひとつだけ選択するタイプのボタン
送信可能です。チェックボックスと同じように「value=""」の値が送信されます。
ここも、Googleフォーム側の設定は「記述式」にしておくと良いです。
プルダウンメニュー
プルダウンメニューで選ぶ選択肢
送信可能です。「value=""」の中の値が送信されます。
Googleフォーム側の設定はこれまた「記述式」でOK
<select name="entry.123456789">
<option value="送信内容1">選択肢1</option>
<option value="送信内容2">選択肢2</option>
<option value="送信内容3">選択肢3</option>
</select>
色
<input type="color">
色を選ばせるボタン
これも送信可能。例えば、白を選んで送信すると「#ffffff」のように記録されます。「value=""」で色の初期値が設定できます。
Googleフォーム側の設定は「記述式」でOKでした。
非表示のデータ
<input type="hidden" value="送信内容">
画面に表示されない非表示のデータ
送信可能。「value=""」の値が送信されます。
Googleフォーム側の設定は「記述式」で。
スライドバー
<input type="range" min="0" max="10">
おおよその数値をスライドバーで選ばせるタイプ
送信可能。ちゃんと具体的な数値が送信されます。
これも「記述式」でOK
時刻
<input type=time>
送信可能。「11:11」のように記録される。
「記述式」でOK
年月
<input type=month>
送信可能。「2021-05」みたいに記録されました。
例によってGoogleフォーム側の設定は「記述式」
数値
<input type=nunber>
送信可能
Googleフォーム側の設定は「記述式」
パスワード
<input type=password>
送信可能。これも「記述式」でOK
ファイルのアップロード
<input type="file">
無理でした()
アップロードしたファイルのファイル名は記録されましたが、肝心のファイルは残りませんでした。
おそらく、今までのような簡単な方法では無理です。
まとめ
基本的に<form>
タグを使って設定できるものは何でも送信可能でした(ファイル以外!)
何を送信するにしても、Googleフォーム側の設定は全部「記述式」にしておけば間違いなし!
以上
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